ウェディングでなぜ ”broken road”

最近、いつもの教会で行われたウェディングで、ご結婚される本人たちの希望曲としていただき、歌わせてもらった曲で、ひときわ拍手をもらってしまった曲をご紹介したいと思います。

というのも、ウェディングと言っても、れっきとした厳粛なミサなので、本来拍手はしないものなのですが・・・曲の内容が良いのでしょうか、とても喜ばれました。

曲名は[God bless the broken road] by Rascal Flatts

こちらが本番で録音した曲です:

これはちなみに、式の中での司祭のメッセージが終わり、誓いの宣言、そして指輪交換がされ、その直後、という場面です。

式が終わったあと、教会のスタッフの一人、アンさんが一言

「あの曲素敵だったわ〜!!だけど・・・ God bless the broken road.なんて、なんとなくお葬式っぽいわよね・・・なぜこの曲が好きなのかしら??」

broken road=失敗だらけの歩み=神様の大いなる計画の一部

私もそう言われて・・・「そ、そうかな?」とふと思いましたが、

まあ、言われてみれば・・・と考え直し、ちゃんと歌詞の内容をじっくりと見てみました。

歌詞の内容をこちらにご紹介しますので、どう思われるか、判断してくださいませ。

肝心の「broken road」の訳に困りましたが、ここでは「失敗だらけの歩み」としてみました。

ちょっと長くなりますけど、ここにご紹介しますね。(直訳で申し訳有りません)


verse1:

何年も前に、自分で狭き道へ歩むことを決めた
失敗だらけの道を歩む上で、
真実の愛が見つかることを願いながら

だけど1度や2度、
道を外れてしまったこともあった
額の汗を拭いつつ、それでも前に突き進みながら
君に向かってストレートに、
焦点が定められていたサインが
いくつもあったのに、
一つも見つけられなかった

chorus:

全ての、待ちわびては失った夢たちが
今の君がいる場所に自分を導いてくれた
まわりの、僕の心を傷つけてきた人たちは
まるで北の空に輝く星たちのように
君の愛しい腕の中に向かって
僕の歩みを指し示してくれた

これが僕が知っている真実

神様がこの失敗だらけの歩みを祝福してくれた
それが僕をまっすぐに君に導いてくれたんだ

verse2:

今まで通ってきた過去を振り返ってみて
失った時間を取り戻して
君に返すことができたなら

だけど君はただ微笑んで、
僕の手をとって(言うんだ)
あなたがそこにいたからこそ、
理解できるというもの
そしてそれは全て、真実にいたる
壮大な計画の一部なのよ、と

chorus 繰り返し

そして今、僕のホーム、
僕の最愛の人の腕の中に帰ってきた

これが僕の知っている真実

神様がこの失敗だらけの歩みを祝福してくれた
それが僕をまっすぐに君に導いてくれたんだ

ウェディング曲として歌うのは3回目です

・・・どうですか?

ちゃんとウェディングにふさわしい曲だって、納得できませんか?

神様がこの失敗だらけの歩みを祝福してくれた
それが僕をまっすぐに君に導いてくれたんだ

God bless the broken road that led me straight to you.

こんなこと結婚式で相手に言われたら、そりゃーうれしいですよね😊💕

まさにウェディングにはふさわしい内容だと、あらためて感動しました。

実は、この曲がリクエストされるようになって歌うのは、実に3度目なのです。

何かの映画の挿入歌で有名になった曲らしいのですが、私としては正直プレッシャーの大きい曲です、自分のタイプの歌じゃないからです。

でも3回目にして、ある程度場数も踏めてきたおかげか、比較的落ち着いて歌えたと思いました。

これからは、この意味もしっかり自分の中に落とし込んで歌っていきたいと思います。

ぜひこれからウェディングを考えているカップルの方々の参考になればうれしいです!