教会でのお葬式はいつも感動します
先日、教会のお葬式で歌う機会をいただきました。
この時の亡くなられた方というのがなんと、17歳の女の子。なんでも脳腫瘍が原因だったそうです。
一時期は回復したように見えた時もあったようですが、やはり悪化してしまった、ということでした。さぞご本人も、ご家族も大変な戦いだったと思います。
が、彼女は本当に人々から尊敬され愛されていたようで、たくさんのご家族・友人が集まって、もうみんな大泣きしていて・・・💦
そんな中で私も歌わなければいけないので、泣かないように必死!!でした・・・
天に送るための祝福の祈り〜 Song of Farewell
お葬式の最後のほうで行われるのが、司祭によって、遺体が納められた棺(ひつぎ)にインセンス(お香)のケムリをまきながら祝福される、というものですが、その祝福の祈りを捧げる時に歌われるのがSong of Farewell.
いつもはもっとクラシックな昔の賛美歌調のものを歌うのですが、今回はティーン・エイジャーということもあって、もっとやわらかい、優しい雰囲気の歌が歌われました。
これがまた、内容も、メロディーもめちゃくちゃキレイ!美しい!!
今回も録音しましたので、こちらにシェアしますね。
歌われたSong of Farewellの歌詞
(Refrain)
May the choirs of angels come to greet you.
May they speed you to paradise.
May the Lord enfold you in his mercy.
May you find eternal life.(Verse)
The Lord is my light and my help;
It is He who protects me from harm
The Lord is the strength of my days;
Before whom should I tremble with fear?
日本語(AKO訳):
天使のクワイヤたち(聖歌隊)が来てあなたに挨拶し
あなたをパラダイス(天国)へと早めてくれますように
主イエスがその憐れみであなたを包みますように
あなたが永遠の命を見つけることができますように
主は私の光、私の助け
主が私を害から守ってくださいます
主は私を日々の中で強めてくださった
私は誰を恐れようか?
さらにお見送りでAmazing Grace
お葬式では最後、棺が教会の外へ運び出される時に歌われる曲としてよく選ばれるのがAmazing Grace.
今回のAmazing Graceはとてもダイナミック!
正直、この曲はもう何回もやっているので事前打ち合わせなし!途中のキーの転調もテンポがシャッフルになるのも全部その場でオルガン奏者が勝手にやってくれました〜(笑)
終わりの時にオルガンが突然止まって・・・💧え?どした?What happend? →私、とっさに最後のフレーズを歌い始めて事なきを得る、というハプニングがありましたが、それはそれで結果オーケー!になったと思います^^;
オルガン奏者によると、音量を最後ぐっと下げようとして、下げる用のスイッチを探していたようです(笑)
慰めと希望にあふれるお葬式でした
17歳という若さで、脳腫瘍という大きな病気と戦った彼女や、そのご家族、ご友人の事を思うと、本当に大きな苦難であったと思います。
しかしお葬式の一連のメッセージやご家族からのメッセージ、こういった音楽などを通して感じたのが、全く暗さを感じない、むしろこちらが励まされるほどの優しい気持ちにあふれていて、人って素晴らしいな、人が与えられる影響ってこんなにも偉大なんだな、っていう、すごくポジティブで前向きな希望をいただけた式でした。
彼女のたましいが無事天に昇られた事を思い、そのことできっとご家族もご友人も慰められたと思います。
ご家族・ご友人の祝福を心からお祈りしました。。