ひさびさの投稿です!!

日本もかなり春めいているようですね〜、NYもだいぶ暖かい日が多くなって来ました。と言っても、まだまだ・・・寒い・・(x_x)
天候が不安定なこの時期、ぜひみなさまご自愛下さいね〜。

こちらでは新ポープの誕生が大きな話題になっています。新ポープ・Pope Francis 1 さんの紹介文をチェックしてみると、この人こそ!という、ポープにふわさしい知性と気質、そして謙遜が備わっている方のようですよ。また機会を見て、みなさんにご紹介したいと思います。それにしても、すごい時代に私たちは生かされてますね〜、主の御名に栄光がありますように!!

さて、私のカトリックのクラスも早、終盤に近づいて来ました。去年の9月から本格的に始まって、今度のイースターの31日がゴール、なのですが、洗礼式は土曜日に行われるのが恒例のようなので、前日の30日が最終的なゴール、となります。なので、7ヶ月かかりましたが、いよいよです!ここまで来れて本当に嬉しいです〜〜((;_;))私はすでにプロテスタントで洗礼を受けているので洗礼はもうしませんが、カトリック信者になる、という儀式を行う形になります。どんな感じになるのかな〜〜♪♪

今までもたくさん、たくさん学ばせて頂きました。全部英語で、しかもなかなか難しい内容で・・☆☆(できれば、キッズのクラスに行きたかった。。)英語力のハンディキャップはあったものの、リードしてくださる神父・Father Bobや私のスポンサー・デビー(台湾出身のすご〜くsweetな方です)の温かなサポートによって、なんとかdrop outせず、持ちこたえられましたよ。

その、最後にして最大の難関が・・Confessionでした。よく映画なんかでも観ますよね、神父さんが小さなお部屋にいて、そこにひとりずつ入っていって、透けるボード越しに自分の罪を告白して赦しをいただく、っていう、あれですね。私の場合、カトリックになるにあたり、今度のイースターの前に一度はConfessionを済ませないといけない、という課題だったんですよ、そういうもんみたいで。

St. Brigid\'s Church in Westbury
St. Brigid’s Church、家から歩いて20分ぐらいのところにあります、すごく古い教会ですね

 

プロテスタントでは、どんなに大きな罪を犯しても祈りの中で主に告白すれば罪は許される、という教えでした。もちろんカトリックでもその教えは同じです。ではなぜ神父にCofessionしなければいけないのか、っていうと・・・

まず、聖書にはこう書いてあります、

“Confess your sins to one another.” (James 5:16a)

「だから、互いに罪を告白し合い…」(ヤコブ5:16a)

また聖書時代、イエス様は人に赦しをお与えになった時には、イエス様はその人をごらんになって「あなたの罪はゆるされた」と言われました。その言葉はもちろん聞くことが出来ました。赦しを頂いた人にとって、イエス様の言葉は耳にずっと残ったでしょうし、イエス様のイメージは心に刻まれたことでしょう、そしてその肩に手を置かれたならば、その感触でさえいつまでも鮮明に思い出されるような素晴らしい体験として残ったでしょうね。

私たちは心や思いの中だけでは生きられません、私たちはを持っています。神様が私達を愛されていること、そして罪の赦しを与えて下さることを心と身体で体験する必要があります、それを提供する場が教会なんですね。目で見れて、耳で聞けて、体で感じて、臭いをかげて、舌で味わえて・・・神様が人に与えて下さることを体現する、と言えばいいでしょうか。。そういう行いは Sacrament(日本語では秘儀)を通して行われます。confessionもsacramentの一つ、そしてconfessionは“Food of Soul”とも呼ばれ、とても大事なsacramentとされています。

・・と、ここまではすご〜く理解できるし、confessionすることに何の疑いもありません。

ただ・・・緊張する〜〜!しかも英語でやらなきゃいけないし、めっちゃプレッシャー。。

スポンサーのデビーの助けも借りつつ、ある程度文章のフォーマットをいただいて、祈りつつ、自分の告白したい罪をリストアップして・・って、もちろんこれらの罪は今までの祈りの中では何度も告白したんだけど、やっぱり心に大きな傷と闇を未だにもたらすものだったので、confessionしました。ちゃんと紙にプリントアウトして(2ページ!)、その場で読めるようにして。。

イースターまでは多少まだ時間があったんですが、やらなきゃ、やらなきゃ、ってずっと思ってるのもしんどいし、リストアップできたらすぐやっちゃおう!ということで、今の住まいの近くにある教会で、13日水曜日、意を決してconfessionしちゃいました〜〜。

とても落ち着く教会ですよ、ほぼ毎日通ってます。マリア様は子どもたちに囲まれて、嬉しそうなお顔です

 

もう、ドキドキでconfession roomに入って、ボードの前にひざまずいて、まずはSign of the cross、これは神父さんが先にやってくれました。そしてデビーがくれた最初の言葉「 Forgive me, Father, for I have sinned.」を読み上げて、それと自分の今の状況説明のために、自分が今カトリックのクラスをfinishするところで、これが最初のconfessionです、と伝えたら・・・神父さんが何やら言ってきて、何かを確認している様子・・・私、めっちゃ緊張しているから全然わからなくて、しかもまだ専門用語もわかってないからあたふたしちゃって、とりあえず今の状況をがんばって説明して、理解していただき(私が今度のイースターでカトリックになるsacramentを受け入れる決心があるのかどうかを確認したかったみたい)ようやくconfessionが始まりました。

とりあえず、用意しておいたリストの紙をだ〜っと読み上げていったんだけど、読んでる間中、もうなんだか泣けて泣けて・・神父さんが途中で2度もティッシュを差し出してくれて(笑)、最後は「とても良いconfessionでしたよ!」と何度も言っていただけました。私の罪を咎めるようなこととか、あーしろ、こーしろは一切なし!何も触れられませんでした。ただpenance(その罪の代価を支払う、という意味で)として、教会のFood Box:教会で行われる食料に関するチャリティー活動のための献金箱、や、なにかのFood ministryのためにいくらでもいいから献金しなさい、だけでした。(気分は「そ、それだけ???超簡単じゃん!!」・・いや、言いませんでしたけど)

最後に、 “I absolve you from your sins.”「あなたの罪は許された」という宣言をいただき、祝福していただき、晴れてconfession roomを出た時には、安堵と平安とで・・またまた泣けました〜〜!!その後もしばらく祈って、大いなる平安をいただいて帰ってきたわけです。

いや〜〜、ほんとに緊張した。。けど、素晴らしい体験でした。こんなに素晴らしいとは思ってなかった。。

Confessionを聞く神父さんは、それなりの訓練を受けている、しかも神父だけができる、というものらしいです。また神の御名によって行われる、神に対する聖なる告白ですから、confessionの場を離れたらそれっきり、聞いた内容を誰かに話すのはもっての外、個人的に神父が「その後どうなった??」などと告白された内容の話を本人に話したり、ということも一切なし、ご法度だそうですよ。ただ本人に助けが必要な場合(例えば虐待しちゃう、とか、アルコールまたはドラッグ依存など)はまた別の話で。。そういう場合はconfessionとしてではなく、ここからは普通の会話、と区切って、話を聞くんだそうです。

罪の赦し・・・私たちの人生の大きなテーマですね。神様は許して下さる、ってわかってても、実際に誰かに言ってもらえる、その言葉を聞ける、っていうのは、個人的に祈るだけとは全く違いますね。こんな素晴らしいシステム、なぜプロテスタントでは排除されちゃったのかな〜と思います。まさにFood of soul、魂の養いのための必要な行いなのだ、とつくづく感じました。こう、大きな重荷を下ろせた感が実際にあって・・・ほんと、楽になれます。

とにかく、最後の大きなハードルが越えられて、もうスッキリ平安です!!神様に心から感謝!!
素晴らしいイースターになりますように。。