メキシコで最も愛されるグアダルーペの聖母
※上記の画像はこちらから拝借しました:https://bit.ly/3VT6PEs
12月12日はグアダルーペの聖母の日です。グアダルーペとはメキシコに位置します。
メキシコではこの日は全土で祝福されるほど愛されている聖母です。
聖母グアダルーペ教会も、ものすごいことになってます!!👀
Virgin of Guadalupe, Empress of America, pray for us! Bring us closer to your Divine Son, Jesus! pic.twitter.com/k5JcHbk2LG
— Father V (@father_rmv) December 13, 2022
名もない青年の前に突如、光と音楽をともなって現れた聖母
1531年、青年フアン・ディエゴが早朝、ミサに行くために丘を歩いていると、突然音楽が聞こえてきました。不思議に思ってまわりを見渡すと、光とマントをまとった美しい女性が現れたのです。
「あなたは誰ですか?」とフアンが尋ねると、「私はイエスの母マリアです」と言って、「私はあの町の人たちを愛し、守り、世話をします」と言いました。そして「この地に教会を建てるように司教にお願いしてください」と願いました。
フアンは即座に司教のところへ行き、事の詳細を伝えましたが、司教はまったく相手にせず、「なにか証拠となるものを見せなさい」と言います。
フアンが聖母に、司教がしるしを求めたことを伝えると、「では明日、あなたがここに戻ってくれば、しるしをあげましょう」と言いました。
その次の日、フアンのおじさんが重い病気で、その容態を心配しておじさんのところへ行き、約束の丘には行きませんでした。が、おじさんの家から司祭に会いに行く途中で聖母が現れて言いました、
「心配しなくても大丈夫、あなたのおじさんは死にません。彼の健康も回復していますから。ここにいる私は、あなたの母ではありませんか?さあ、あの丘に戻って司教に渡すしるしを探してください。そこには花が咲いているでしょう」。その瞬間、おじさんの病気は完全に治りました。
その時期は真冬で、サボテンとアザミしかありませんでしたが、約束の丘に行ってみると聖母が言ったとおり地面には美しいバラが咲いていました。そのバラを摘んで、自分の着ていたマント(=ティルマ)を使って集めました。
そのバラを持って司教のところに行き、司教の前でマントを広げると、バラの花がその芳しい香りとともに床に散りばめられました。しかし司教の驚きはそれだけではありませんでした、なんとそのティルマには、聖母の姿が描かれていたのです!
その週のうちに司教は教会を建て始めました。。
聖母のティルマに隠された奇跡の数々
聖母が現れているティルマは492年も経った今でも朽ちないで今でも完璧に保たれており、聖母グアダルーペ教会にあります。その事自体が、めちゃくちゃ奇跡なのですが・・・
実は、その描かれている聖母像にもたくさんの奇跡が隠されています。
①この女性のヘアスタイルとウェストに巻かれたリポンは処女であること示している、一方でこのリボンの位置からもわかるが、この女性は妊娠していることがわかる。
②この女性がまとっている衣服の色は、天国と地上とにおいての王族に属していることを示している。
③この女性は、アステカ族の神へ捧げられている人身御供(=人を生け贄として捧げること)の上に立っている
④この女性の目の中には、現代のテクノロジーでしか発見できないような、人のイメージが含まれている
⑤この女性のまとっているマントにある星は、マリアが現れたその日の空の星の位置と同じ位置に整列されている
⑥この絵が現れているティルマ(青年フワン・ディエゴが来ていたマント)は、サボテンから取られる繊維でできていて、1531年にフアン・ディエゴさんが実際に身につけて着ていた、いわば「ユーズド」のこの生地は20年も経てば劣化してボロボロになるところ、現在でもその形を損なわず、完全に保たれている。
また、補足ですが、この絵が描かれている色、この色は現代の科学を持ってさまざまな調査が行われましたが、未だその原料は解明されておらず、この地上のものではないことを示している、ということです。
爆破されても無傷で残ったグアダルーペの聖母
In 1921, an anti-clerical activist hid a bomb containing 29 sticks of dynamite in a pot of roses and placed it before the image inside the Basilica at Guadalupe.When the bomb exploded, the marble altar rail and windows shattered. But the tilma and its case remained fully intact. pic.twitter.com/lQ6QItm6iB
— Sachin Jose (@Sachinettiyil) December 12, 2022
1921年には、反聖職者アクティビストが29本ものダイナマイトを、バラが活けられた花瓶の中に隠し入れて、グアダルーペ教会に掲げられた、このグアダルーペの聖母が現れたティルマの前に置きました。そのダイナマイトが爆破された時、大理石でできた祭壇と、その前に設置された人々が歩いて通れるレール、そして教会の窓ガラスは爆破され吹き飛ばされましたが、グアダルーペの聖母のティルマと、それを収めたケースは完全に無傷で残ったのだそうです。
天からのものには、何を持ってアタックしても無力だ、ということがこれで証明されますね!