今回4〜5月の滞在中、ワークショップを全部で6箇所、計11回行うことができました。

なんという祝福かと思います、本当にありがとうございました!<(_ _)>

 

ワークショップでは、私はかなりウォーミング・アップと発声練習に時間を取る方だと思うのですが、

その発声練習で毎回、特にフィーチャーして行ったのが、題名にある「声門閉鎖音」(せいもんへいさおん)というものです。

その名の通り、声門(声帯)をしっかりと閉じたところから、肺からの空気の圧力で、勢いよくパッと開いて出す音になります。

(私自身、英語発音のレッスンをするようになって、初めてこの音を学びました)

言葉でいうとちょっと複雑ですが、実は日本語にもこの発声はあるんですね。

あ・い・う・え・お

と、一度声に出していってみてください。

この母音全部が、実は、声門閉鎖音から作られている音になります。

どんな音か、わかりますか?

 

意識するとしないとでは、大違いの声門閉鎖音

ということは、常日頃、何度となく使っているこの発声、

しかし、意識をして出していることがほとんどないために、あまりしっかりと使えていないのがほとんどだと思います。

普段しゃべっている時にはもちろん意識しなくとも、その弱い音でも通じますから問題ありませんが、それを歌で意識して、強めに使うと、声の出方がぐぐっと、比較的短期間で変わりますよ。

ぜひお試しください。

 

声門閉鎖音、ポイントは4つ

意識して行っていただきたいポイントは、まとめると4つになりますね。

  1. まずは姿勢、姿勢を正して、お腹周りに力が入っている状態を作る
  2. しっかり声帯を閉じることを意識する
  3. 声を出す時に、のどの奥の方から、勢いよく声を前に出す
  4. 声を、舌の上から出すように意識

これらを意識して、母音のあ、い、う、え、お、を言ってみてください。

やはり、声帯を含めて、声を作っている器官は、全て筋肉ですので、筋肉は鍛えないと強く使えるようにはなりません。なので、普段から意識して発音、発声することによって、徐々に鍛えられて、しっかりとした強い音を出せるようになります。

この、徐々に、というところが大切ですよ!ただ、闇雲に一生懸命無理してしまうと、喉を痛める原因になりますので、徐々にやっていってくださいね!

この発声ができるようになると、同じ声でもしっかりと、芯のある、通りやすい声になります。

自分でやってみて、いまいちわかりません、という方は、ぜひ私のボイトレを受けることをお勧めします!(笑)

 

日本語も英語も、使い方は一緒

日本語で声門閉鎖音を使うのは、先程の母音の5つ、ですね。

実は英語でも同じです。ただ、英語には日本語よりも、もっと多くの母音の種類があります。ですが、それらを、この声門閉鎖音を使えるようになると、ぐぐっとネイティブの発音に近づくんですね〜。

一番の効果は、口の奥の方まで、喉の奥の方まで使って声を出すようになるからだと思います。

私が発音のオンラインレッスンをスタートして、生徒さんたちの成長具合を見て、それを一番に感じています。発音で発声が変わるんだ!ますます確信を持ちました。

ぜひ、日本語も英語も、発音をしっかり作って、

発声を、そして、あなたの声を、より鍛えていってください♬

 

英語発音のオンラインレッスンの方も随時情報発信中です。

そちらのサイトも、一度ご覧くださいませ。↓↓

心は錦〜Ako’s Online Lesson〜