とても心に残ったデボーション箇所をこちらでシェアしますね。ちょっと長いんですがそのまま載せさせていただきます。

聖書の御言葉:

真夜中ごろ、パウロとシラスが神に祈りつつ賛美の歌を歌っていると、ほかの囚人たちも聞き入ってた。(使徒の働き16:25)

パウロはピリピにいた若い女奴隷から、占いの霊を追い出したところでした。その女奴隷の主人たちは、もうける望みがなくなったのをみてパウロとシラスを捕らえ、彼らをひどく打ち叩き、牢獄に入れたのです(使徒16:16〜)。真夜中、ピリピの牢獄でパウロとシラスは命乞いをする代わりに、賛美歌を歌いながら神に祈り、ほめたたえ始めました。

賛美に関する5つの真理があります。

1.賛美はいつも声を伴う。

賛美はあなたの信仰の表れです。信仰は黙り込むことができません。賛美も沈黙しながらではできません。「賛美」を表すヘブル語には「shabach」と「halal」の二つの語があります。両語とも、まるでどんちゃん騒ぎをするほど大声で叫ぶ、という意味を含んでいます。パウロとシラスは、ピリピの牢獄であまりにも大きな声で賛美歌を歌っていたので、そこにいたすべての囚人にもはっきりと聞こえるほどでした。

2.賛美はいけにえである。

ヘブル人への手紙13:15「ですから、私たちはキリストを通して、賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえるくちびるの果実を、神に絶えずささげようではありませんか。」とあります。人生がうまくいっている時には神を賛美するのは簡単でしょう。しかし、賛美が意味あるものになるためには、犠牲が払わなければなれないです。すべてがうまくいかなくて、神をほめたたえる気分になれない時ほど、最も主を賛美すべき重要な時なのです。このような時の賛美こそ、主にとって最も尊いのです。たとえ不当な理由で苦しみにあった時でさえ、パウロとシラスは、主に対する確固たる意志と信仰によって神を賛美することを選択しました。

3.賛美は憂うつ病をいやす。

賛美は憂いの心の代わりに着る賛美の外套です(イザヤ61:3)。賛美はあなたの沈んだ心に元気を与えてくれます。

シオンの悲しむ者たちに、灰の代わりに頭の飾りを、悲しみの代わりに喜びの油を、憂いの心の代わりに賛美の外套を着けさせるためである。彼らは義の樫の木、栄光を現す主の植木と呼ばれよう。(イザヤ61:3)

4. 賛美は、敵に対抗するための力強い霊的武器である。

詩篇8:2には賛美によって、とがめる者、サタンをしずめることができると書いてあります。それは文字通り、あなたが主を賛美すると、神ご自身があなたの代わりに敵に向かって「しずかにしろ!」と言ってくださるという意味です。

あなたは幼子と乳飲み子たちの口によって、力を打ち建てられました。それはあなたに敵対するもののため、敵と復讐する者とをしずめるためでした。(詩篇8:2)

5. 賛美は超自然的な神の介入のための道を開く。

ヘブル語の原文で詩篇50:23を見ると「賛美のいけにえを捧げる人は、神がその人に救いを現すための道を整える。」とあります。聖書の中で、ヨシャパテとヨナがこの真理を見いだしたことを見ることができます。彼らは、神を賛美し始めた時に、解放を経験しました。ピリピの深い地下牢でパウロとシラスが主に捧げた賛美は、牢獄の扉を開けてしまうほどの大地震をもたらしました。

あなたが神に仕える中で、物事が計画通りうまくいかない時があったら、そんなときは賛美のいけにえを神に捧げることを忘れないでください。いつも栄光に満ちた勝利の賛美を捧げましょう。

<内なる刷新・第一巻/Kong Hee 著 より>