創造の始めから続く戦いの一つ
ロビー・マナハイムの件での、聖ミカエルによる悪魔に対する衝撃的な勝利は、実は、天地が造られた創造の始めからずっと続く戦いの一つに過ぎません。
このエピソードの中で、光の天使と、彼の永遠の敵との間に位置していた一つの言葉、Dominus、は、特に驚くものではありません。
これは実際に、ファティマのメッセージに通じているものです。
ファティマの聖母からのメッセージ
3人の子どもたちへの出現の一つで、聖マリアが言ったことに、
「もし人類がロシアを回心させないなら、その間違い、エラーは世界中に広まるであろう」
というものがあります。
そのエラーの中の一つ、いや、むしろその原理的なものとは、
「平等主義」
というものです。これは、
いかなる優勢優位をも排除する哲学
です。
この主義で、誰かを、Dominus(ラテン語で主)として見た場合、これは平等主義のスピリットに対して完全なる侮辱になるわけです。
広まるサタン信仰、減少する天使信仰
聖ミカエルがロビーに微笑み、あの”忌まわしい”言葉を断固として発するその前に、悪魔がまるで子供じみて喜んだ様子を見せた、そのことからみてもわかります。
彼はその時、神の優勢と、人類の敵(=悪魔)に対する神の力を再び認めた、がゆえに、そのような態度を取ったのです。
悪魔祓いが始まって70年、
サタンの存在を信じる信仰は、〜それが例えハリウッド・バージョンであっても〜確かにどんどん高まっています。
しかし、とても嘆かわしいことに、神への信仰深い人を助けるために、いつもいつも待っている、聖ミカエルや天使たちを信じる信仰は減ってきているのです。
この並外れたストーリーの中で繰り広げられた、
無防備な少年の人生においての戦士天使による執り成し、
そして、「信じる!私は信じる!」と叫んだ、1973年の映画館から出てきた男性の言葉を、
私達は今、じっくりと考えるべきです。
(終わり)