●聖書に見る賛美

・戦いのための先頭部隊として立った

第二歴代 20:21-22

それから、彼は民と相談し、主に向かって歌う者たち、聖なる飾り物を着けて賛美する者たちを任命した。彼らが武装した者の前に出て行って、こう歌うためであった。「主に感謝せよ。その恵みはとこしえまで。」彼らが喜びの声、賛美の声をあげ始めたとき、主は伏兵を設けて、ユダに攻めて来たアモン人、モアブ人、セイル山の人々を襲わせたので、彼らは打ち負かされた。

・神に仕えるために選ばれた部族・レビ人の中でも、かしらの部が「歌うたい」

第一歴代誌 9:33

この人々は歌うたいであって、レビ人の一族のかしらであり、各部屋にいて、自由にされていた。昼となく夜となく彼らはその仕事に携わったからである。

・主の箱=契約の箱を持って都に上るため、王ダビデはまず賛美部隊を任命した

第一歴代 15:15-16

そして、レビ族は、モーセが主のことばに従って命じたとおり、神の箱をにない棒で肩にかついだ。ここに、ダビデはレビ人のつかさたちに、彼らの同族の者たちを十弦の琴、立琴、シンバルなどの楽器を使う歌うたいとして立て、喜びの声をあげて歌わせるよう命じた。


●ルシファーの心

=自分の与えられている才能や能力のゆえに、おごり高ぶる者

「ルシファー」とは天を追放された堕天使です。天にいた時には天の御座(神の座っておられる場所)の周りで、礼拝と賛美の姿勢を保つことがルシファーの仕事でした。ですから神は彼に十分すぎるほどの能力を与えました。それをルシファーが過信して「私は神だ」と思い込み、自分の力ですべてを支配しようとして神に敵対するものとなったので、天から落とされました。

エゼキエル 28:15-17

あなたの行ないは、あなたが造られた日からあなたに不正が見いだされるまでは、完全だった。

あなたの商いが繁盛すると、あなたのうちに暴虐が満ち、あなたは罪を犯した。そこで、わたしはあなたを汚れたものとして神の山から追い出し、守護者ケルブが火の石の間からあなたを消えうせさせた。あなたの心は自分の美しさに高ぶり、その輝きのために自分の知恵を腐らせた。そこで、わたしはあなたを地に投げ出し、王たちの前に見せものとした。

ルカ 10:18

イエスは言われた。「わたしが見ていると、サタンが、いなずまのように天から落ちました。

「しかし、すべて汚れた者や、憎むべきことと偽りとを行なう者は、決して都にはいれない。小羊のいのちの書に名が書いてある者だけが、はいることができる。」(黙示録 21:27)

のように、サタンは永遠に天国から締め出されたので、なんとかして人が天国に行かないようにあらゆる知恵、知識、目にうるわしいものを使って、私たちをだまそうとします。サタン=ルシファーは賛美の能力も持っているので、音楽をも巧みに使い、人をだますのです。

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以上、聖書の記述に照らし合わせて、賛美を考えてみました。大きな神様の御業が表れる素晴らしい力にもなりますし、ちょっと踏み外すと神に敵対する力にもなります。いつも祈りながら、神の助けをいただきながら、イエス・キリストを見上げながら賛美を捧げて、たくさんの神の力、奇跡、祝福を体験して欲しいと願っています。

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