Ako's Family Ministries 活動報告 since 2010

声を響かせたいなら、まず腹式呼吸から

前回から、地声と裏声のチェンジする音域をどうつないでいくか、という話題でお送りしております。

前回の話で、いかに喉の力を抜いて歌うかがキーだ、というお話をしました。
お風呂で歌うと気持ちがいいのは、壁がツルツルで、音が反響し増幅されるから、ということもお伝えしましたよね。そんな状況が喉周りでも起こっていれば、声は増幅され、豊かな響きになっていくのです。ですので、なるべく力を抜いて歌うようにしていきましょう。

そのための方法をこれから見ていきたいのですが、ただマジックのように、こうすればこうなる、という魔法のような、インスタントな方法はありませんので、ぜひそこは心得ておいてくださいね!

アプローチの手順

実践できる方法として、いくつかアプローチするやり方があると思うんですね。 大きく分けますと、

  1. 呼吸を腹式呼吸にして重心を下げるようにする 
  2. リップロールを使って喉をしっかり温める
  3. ヘッドボイスをうまくつかって、声の響きを顔の中心→頭にまで広げていく 
  4. 高い音域になってきても、同様にヘッドボイスを使って、裏声を芯のある強い音に作っていく

っと、これは かなり大まかですし、人にもよりますが、私がレッスンをする場合には基本的に、このような順番でアプローチしていきます。


というわけで、これからひとつずつ見ていきたいと思います。。

ちなみにこの話題は、かなり長くなりそうなので💦これからしばらく続きますので、みなさまぜひお付き合い下さ〜い!

普段は肺の容量の10分の1ほどしか使っていません

今回は1番目、腹式呼吸について解説していきます。

腹式呼吸が大事、とは、歌を歌う方でなくとも、誰でも聞いたことがあるかと思いますが、なぜだかご存知ですか?

人の肺の容量は、およそ5〜6リットル、肺活量としては男性が4.5リットルぐらい、女性は3リットルぐらいというのが一般的な数値だそうですが、ただいま調べたところによると、

「普通の人はかなり浅い呼吸をしていて、1回でせいぜい500mlぐらいしか換気していませんし、気管と気管支の中には肺まで入らない空気が150mlぐらい残ります」と語るのは呼吸法を研究してきた田中幸夫教授(東京農工大学)

https://tarzanweb.jp/post-177932

ということで、いかに浅い呼吸をしているのか、がわかります。自分の肺をしっかり使う、呼吸量を増やす、というのは身体的にも、また精神的にも大きな影響がありそうです。ぜひぜひ、普段から腹式呼吸を使って、しっかり肺を使って呼吸するよう心がけましょう。

姿勢を正しくしてからの〜腹式呼吸

腹式呼吸を正しくするには、まず姿勢が大切です。できたらご自分の姿勢を鏡で見れてチェックできたら一番いいのですが、なかなかそういう状況もないと思いますので、このようにご自身でチェックしてみてください。

姿勢のチェック

  1. 肩幅ぐらいに足を広げて、両方の足に重心をバランスよく乗せる。一つずつの関節、下から足首→膝→腰→肩→首→そして頭、と全てが上に乗っかっている状態を作ってください。
  2. 肩は上半身の横に来るようにして、その肩の下に腕がぶら下がっている状態を確認します。横から見て、肩が体よりも前に入り込んでいたり、逆に後ろに反り返っていないことを確認しましょう。
  3. この姿勢をキープするために、下っ腹に少し力を入れた状態にします。イメージとしては、腰回りに「浮き輪」があり、その浮き輪あたりで上半身を支えている、というイメージです。

呼吸のチェック

それでは次に、呼吸をチェックしていきます。

腹式呼吸にする、とは、要は空気の量をもっとも多く肺に取り込めて、なおかつ肩から上をリラックスできる呼吸法なので、歌にはとても有効なのですね。なので、こちらも力を入れず、リラックスして行うことが大切です。 

  1. 先程の姿勢をキープした状態で、まずゆっくりと空気を吸っていきます。その時にゆっくりと取り入れたいので、歯を閉じ、歯と歯の間からスーッと空気を吸ってみてください。その際に肩が上がらないように気をつけて、取り込んだ空気を体に、特にお腹の方に取り入れるような気持ちで吸っていってください。 
  2. 次に、同じようにゆっくりと息を吐いていきます。吸った時と同様に歯と歯の間からスーッと、なるべく長く時間をかけて吐けるようにしましょう。この時にお腹の下の方から空気を吐き出す気持ちで行ってください。最後はなるべく、肺の中の全ての空気を吐き出すつもりで、もうこれ以上吐けない!ぐらいまで空気を吐ききる、ことがポイントです。

まずこの呼吸の方法で、何度か行ってみてください。この事を繰り返すことによって、肺活量が増えていきますよ。 

8カウントで腹式呼吸にチャレンジ

その呼吸に慣れてきたら、カウントしながら行います。 

8カウントで行っていきますが、最初は吸った状態から行うとカウントがしやすいです。

息を吐くのと同時にカウントをスタートさせ、1,2,3…7まできたら8で一気に空気を吸います。吸う時は1カウントしかないので、口を大きく開けて一気に空気を取り込めるようにして、吐くときだけ歯と歯の間から吐いていきます。この時にゆっくりとカウントしてくださいね。 
1…and…2…and…3…and…4…and… 
のように間にひとつ入れると、カウントがしやすいと思います。

1 and 2 and 3 and…… 7 and 8 and
↑              ↑
息を吐くをスタート   息を一気に吸う

腹式呼吸でお腹が前に出る理由

この呼吸で体はどのようになっているかというと、肺が肩の方、上に膨らむのではなく、下の方、お腹の方に膨らむことによって、空気がより取り込めるようになっています。

なので腹式呼吸にすると、息を吸った時にお腹が引っ込むのではなく、逆にお腹が前に出るような状態になります。なぜかと言うと、下の方に膨らんだ肺によって内臓が押し出され、お腹が前に出るような状態になるのですね。これ、実はお腹だけではなく、背中の方も膨らんだ状態になりますね。なので、最初に出てきた「浮き輪」をイメージして、浮き輪に空気を取り込むようなイメージでやるとやりやすいでしょう。

腹式呼吸で重心が下がり、姿勢や声が安定します

さらに、この呼吸にすることで重心が下がり、上半身がフリーになって力を抜いた状態を作ることができます。

ちなみに、私はひとしきり歌った後、100%確実に、お腹周りが歌う前よりも一回り大きくなっています。これは腹式呼吸によってお腹周りが膨らんだ状態になるからですね。なので、歌う時にはあまりお腹や上半身を締め付けないような服装を選んでいます。

発声訓練の前に呼吸訓練を!

というわけで、声をもっと響かせたいと思うのなら、急がば回れ、ぜひ姿勢と呼吸から訓練をスタートさせましょう。

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