今年12月1日〜3日の3日間、SOTEこと、The salt of the earth mission主催の公演第一弾、

「戦場のクリスマスキャロル」そして「ダニエル」が、無事に終了しました。

第一回目、ということもあり、準備の至らない点も多々ありましたが、経験豊富な、このプロジェクトのパートナーである瓜生恭子ちゃんにおんぶにだっこ状態で、なんとか本番を迎えることが出来ました。

私は個人的に、二日目のダニエルの方には関わることはできませんでしたが、蓋を開けてみれば一番観客数が多い公演となったようです。素晴らしいですね!

また公演初日(戦場のクリスマスキャロル)に来てくださった方が、あまりにも内容がいいので、また3日目に、お友達を誘って再度見に来てくださった方もいたようです。

私自身、このストーリーを聞きながら、登場人物などにかなり感情移入をしてしまい、また感動し、歌いながら涙が止まらないことも何度もありました。。

そうなんです、こういう、ストーリー性のある作品が作りたかったんです!!

正直、かなり大変でしたが、その夢がかなって、本当に感謝でした。

また中野パークサイドチャーチのスタッフの方にも大変良くしていただき、音楽朗読劇に欠かせないプロジェクターを貸してくださったり、舞台の設営などにも本当にご協力をいただけました。本当にありがとうございました!

音楽作りとCD制作に向けて

演目の題材が決まり、音楽制作に着手したのが・・今年の夏頃だったでしょうか。恭子ちゃんが脚本とともに挿入歌も書いてくださるんですが、そこに私も少し入って、音楽制作に携わりました。

私はNY、彼女は韓国在住、ということで、全てはインターネット上でのやり取り、ファイル共有などサービスを使った作業でしたが、うまくいくもんですね〜。今までのOGSのCD制作でもずっとやってきたことだったので、その経験がここでも生かされました。

公演後に、今回のCDはないんですか?との声も多々あったようなので、同じくインターネットのやり取りで、これから、戦場のクリスマスキャロルをCDなどの作品に作っていく予定です。どうぞお楽しみに!

朗読劇と音楽のコラボ

今回は、ストーリーのナレーターに、江橋摩美さん、執印徳枝(しゅういんのりえ)さん、をお迎えしました。プロのお二人の、それぞれのナレーションを聞けて、私も感激でした。

摩美さんはPBA(一般財団法人 太平洋放送協会)のアナウンサー、のりえさんは舞台女優さん、ということで、カラーの違うお二人です。それぞれお二人のおりなす、情感あふれる語りに乗せて、恭子ちゃんの即興のピアノの音色が絡まり、本当に流れるようなストーリーになりました。

そこに私の歌が、要所要所に入るわけですが、いい意味で、歌が全てを物語る、というか、ストーリーと登場人物の感情、情景などがストレートな言葉で言い表すことができるので、歌、というツールを有効に活用することができたんじゃないか、と思いました。

今までずっと模索していた、歌のパフォーマンスだけ、ではなく、何かもっと・・・という歌の有効活用が、ここに見いだせたような気がしました。うれしいな〜。。

イラストと効果音、視覚障害者ガイド、などの助けを借りて

また、素晴らしかったのが、このストーリーのために書き下ろされた、小西由夏さんのイラストです。彼女はもともと水墨画がメインの画家さんなのですが、戦場のクリスマスキャロルについてはカラーで、しかもその色の出方のニュアンスから、特別な絵の具を使っての作品だったそうです。

その作風は独特で、当時の主人公の思いとか背景が、すごく絵に表されていたと思いました。そのイラストにも大いに助けられました。

ストーリー中に出てくる、ポインセチア

 

そして、ほんの少しの効果音を使ったことも、その場の空気を一気に変えることが出来たので、かなり効果大でしたね〜。

視覚と聴覚との刺激が、こんなにも場面をドラマチックに作ることができるのだ、と、その効果の大きさを学びました。大事ですね、こういうことって。

また、今回私も初めて知ったのですが、視覚障害者の方も楽しめるように、音声ガイドを付けたサービスも行っていました。歌舞伎でも音声ガイドサービスがありますよね、あんな感じです。このサービスのコーディネーターでもある、鯨エマ(くじら えま)さん、という方が別室で、視覚的な部分をその場で解説し、サービスを受ける方は専用をイヤホンを付けて、それを聞きながら楽しむ、というものでした。

こうして、さまざまな助けをお借りして、今回の公演が素晴らしいものになったのですね。

ハンドベルとの共演

そして、今回の公演に欠かせなかったのが、ハンドベルの演奏でした。

クリスマス公演、ということで、ハンドベル演奏による美しいクリスマスソングがオープニングに演奏されたのですが、いや〜・・いつ聞いても、ハンドベルの音色には心が洗われますね。。

また最後に、出演者全員と会場の皆さんと一緒に、ハンドベルの演奏で「きよしこの夜」を歌ったのですが、それはそれは美しかったです。感動的でした。

人数が多い上に、この忙しい時期・・全員揃うのも大変な様子でしたが、本番では本当に素晴らしい演奏を聞かせてくださいました。アチェーロのみなさん、ありがとうございました!

ハンドベルクワイヤ、アチェーロのみなさんと@中野パークサイドチャーチ

 

ということで、無事にSOTE第一回目の公演が無事に終わりました。来てくださった皆さま、本当にありがとうございました!

2018年も、また新たな作品を作っていく予定です。SOTEの活動をこれからも、ぜひぜひ応援してください!よろしくお願いいたします。(#^.^#)