いよいよ日本でのWSが近づいてまいりました!私もその準備にただいまいそしんでおります。。

今回のWSで私からみなさんにシェアしたいな〜と思った曲はいずれもカソリックチャーチで歌われている曲(というか祈り)なんですね、その一つ、the Chaplet of divine mercy について、こちらでご紹介させていただきたいと思います。

Eternal Father, I offer You the Body and Blood,
Soul and Divinity of Your dearly Beloved Son,
Our Lord Jesus Christ, in atonement for our sins and those of the whole world

For the sake of His sorrowful Passion,
have mercy on us and on the whole world (x10)

Holy God, Holy Mighty One, Holy Immortal One,
have mercy on us and on the whole world (x3)

この祈りはベーシックにはロザリーを使って唱えられる祈りなのですが、それに美しいメロディーがついたバージョンがあり、そのメロディーでWSでは賛美したいと思っています。

この祈りの言葉は、ポーランドで、ファウスティーナさん (1905-1938)というシスター(尼さん、でいいんでしょうか??)にイエス様が現れて、直接に語られた祈りの言葉だそうです。

ファウスティーナさんは元々、貧乏な家庭に生まれ、満足な教育を受けることもできませんでした。そして尼さんになる事も、最初はスムーズに教会から受け入れられなかったようです。
やっと尼さんになることができても、いつも一番程度の低い仕事、誰もやりたくない仕事などが与えらたようで、彼女はそのような状況の中で、常に「謙遜」を学んだのでした。それゆえにイエス様が彼女を選ばれたんですね。


1930年代、まさに第2次世界大戦を目の前にした時期にイエス様が彼女に現れ、この祈りを唱え、また広めるようにとお伝えになった一番の理由は、この世界は将来、今よりももっともっと悪い世界になっていく、それはまるでソドムやゴモラのように(いや、それ以上に)暴力的で恐ろしい世界になっていく、その中でたくさんの魂が失われてしまう、ということを伝えるためだったようです。そのために、キリストの十字架の贖い、キリストの犠牲の業のゆえに、神のあわれみを余す所なくこの世界に与えて下さい、キリストの贖いがひとつも”無駄”になるようなことがないように、どうかイエスにあって、この世界を救って下さい!と、天の父なる神に懇願する祈りを、キリスト自らが彼女に与えたのでした。

ただカソリックチャーチでは、こういった超現実的な事は簡単には認めません、そのことを念入りに調査し、さらに調査を重ね、真実であるかどうかを何年も年月をかけて調べるのが常です。真実でないものを認めてしまって、それによって人々の信仰につまづきを与えないためなのです。そのような調査を、もちろんこのファウスティーナさんの祈りに対してもなされ、すぐには公になることはなく、それからなんと10年以上の年月が経ってから、前法王、Pope John Paul ll がこの祈りを公の祈りになるように計らった、そこからようやく広まったということです。またファウスティーナさんも2000年にSaintとして認められました。

この祈りは人から生まれたものではなく、キリストから直接与えられた祈りであるゆえに、パワフルな祈りであることは間違いありません。この祈りを、素晴らしいメロディーとともに歌えるこの恵みを心から感謝して、神様からの恵みとあわれみを注いで下さるように、さらに祈って行きたいです。