英語の歌をリズミカルに歌うための音読トレーニング
英語の歌を歌うと、どうしても日本語っぽい英語になってしまう、だけど何をどう直せばいいのかわからない…
そんなふうに感じたことはありませんか?
Ako’sゴスペル英語ワークショップでは、ゴスペルの曲を歌う前に、必ずすることがあります。
それは、その曲の歌の歌詞をまず音読する、ということです。この音読がメイン、と言ってもいいぐらいに、英語の歌詞をより英語らしくしていくための重要なステップになります。
同じ英語の音読でも歌の歌詞ですので、歌にした時のリズムも同時につかんでいくようにしながら音読していく、というところに重きをおいて行っています。
楽譜を使わずに、歌詞だけでメロディーを歌っていくスタイルが中心のゴスペルでは、こういった準備があるのとないとのでは大きな差を生みますよ!逆に楽譜を見ないために、楽譜に縛られない、よりフリーで自分らしさを歌で表現することが自由にできてきますね。
今回はその音読をどのように進めていくか、プラス、私がいつもどんな風に歌詞のリズムを把握しているか、などについて、少し具体的にご紹介します。ぜひご自分の歌の際にも参考にしてください。
①まずは内容を把握してイメージしやすくする
まずは、歌詞に出てくる単語、発音、その文章の意味などわからない部分があったら、その箇所をあらかじめクリアにしておきましょう。
そういったわからない部分は先に調べてクリアにしておくと、音読したときによりスムーズに進みます。
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また英語の歌詞は、フレーズの終わりの単語を、韻を踏んでいる形にしている事が多いので、そういった単語もあわせてチェックしておきましょう。
②歌詞の読み方チェック
歌詞の中の単語、発音、意味がつかめましたら、今度は実際に原曲の歌に合わせてリズムを合わせながら、メロディーのない状態で歌詞を読んでいきます、が、その前に!
歌詞の読み方をチェックします。原曲の歌をよくよく聞いて、歌詞の読み方として次の2つのことをチェックしてください
1. 音の欠落音をチェック
英語は一言一句、全てを発音している訳ではなく、発音の音に出ない音、つまり欠落音というのがたくさんあります。
例えば、Amazing Graceの歌詞を例にしてみましょう。1番の歌詞で欠落している箇所は下記のハイライトされている部分になります
Amazing grace! how sweet the sound,
That saved a wretch; like me!
I once was lost, but now am found,
Was blind, but now I see.
このように単語の語尾が音にならない箇所というのは、けっこう出てきます。特にアメリカ英語ではこれが顕著です。
ただ、音にならない、というだけであって、発音していない訳ではないんですよね。舌の位置や口の形はその発音の位置にあるのですが、とても軽く発音されるために音にならない、という状態です。
2.言葉のつながり、リエゾンの箇所
次に、英語の子音と母音が続く場合、つながって発音されて、音が変化します。こういう箇所をリエゾン、と言うんですよね。
上記の歌詞で言うと…saved a wretch のsaved a がつながって、セイvダーという感じでつながっちゃいます。
最後の行の、now I see. のnow I も本来つながってもいい箇所ですが、歌の内容的に、I see.をはっきり言いたいため、I (アイ)のアをしっかり言い直した形で歌われることが多いので、ここのつながりはあまり意識しなくてもいいでしょう。
このように、歌詞の意味、つまり何を伝えたいのか、を考えて、つながりが起こるところ、そうでないところが出てくる、ということもよくあります。
プラス、フレーズの長さの関係で、息継ぎが入るところはもちろん、リエゾンは起こりませんので、意識しなくて大丈夫です。
③歌のリズムに合わせて音読
歌詞の読み方が一通りチェックできたら、今度は実際に元曲の歌に合わせてリズムを合わせながら、メロディーのない状態で歌詞を読んでいきます。
まず全体のリズムを把握するために、私がよくやるのが、表の拍(4分音符の所)に来る単語、もしくは綴りにチェックを入れることです。こうすることでメロディーのリズムを迷わないですむんです。
例えば、Amazing Graceの4番の歌詞を例に挙げてみます。この4番はあまり馴染みがないので歌いにくい方も多いと思います。
その歌詞を見ていくと・・・
When we’ve been there ten thousand years
Bright, shining as the sun
We’ve no less days to sing God’s praise
Than when we’d first begun.
私がよくやるのが、表の拍(4分音符の所)に来る単語、もしくは綴りにチェックを入れることです。こうすることでメロディーのリズムを迷わないですむんです。
この歌詞に、表の拍がくるところに、どんどん印をつけていきます。ここでは主に、小節のあたま=一拍目に付けました。

なにしろ、自分が迷いそうな所に印をつけていきます。
基本的には、小節のあたまの1拍目がどこにくるのかをはっきりさせることと、あとは迷いやすい部分には自分で印をつけていくといいでしょう
例えば、この中ではShiningが迷いやすいので、シャーのところとニーンのところをチェック(拍数で言うと、1拍目と3拍目になります)した、という具合です。
ちなみに最後のbegunは、ビガーンのガーンに1拍目が来るので、gの上にチェックが入っています。
こんな感じで、歌詞カードにどんどん印をつけて歌いやすくします。
④歌詞の歌い出しのタイミングを明確にする
最後に、歌い始めに休符が入ることがよくありますね、それが4分休符なのか、8分休符なのか、そしてそれが小節で言う何拍目に歌い出すのか、というところもメモすることが多いです。
歌い出しで迷わなければ、全体の歌の流れもスムーズに進みます。
音読の段階でリズムを把握して、歌を練習する
このように、先に歌詞の読み方や、リズムに合わせて音読をしておくことで、歌全体を把握することが比較的楽になりますよ。メロディーは後から、でも全然遅くありません。
まず歌詞の発音とリズムを掴んでしまえば、歌の5〜6割はできたようなものです。あとはメロディーを付けて、実際の歌の練習に入っていく、という流れです。
この方法はゴスペル英語ワークショップでも、そして私自身の課題曲でもよくやる練習法なのでぜひ試してみてください。
