科学的に証明された驚くべき発見、胎児性マイクロケメリズム

突然ですが、胎児性マイクロケメリズム(=Fetal Microchimerism)って聞いたことありますか?Twitter/X で上がってきた投稿の中から見つけて、それで私も初めて聞いた言葉なのですが、その内容が素晴らしく、心から感動したので、こちらにシェアさせていただきます。

こちらは、ロザリオや聖母マリアのことを力強く提唱し続けていることで有名なドナルド・キャロウェイ神父(Fr. Donald Calloway)によるメッセージの一部の引用です。4分半、という短いメッセージなのでぜひ一度見てみてください。キャロウェイ神父の気さくな話し方に、私はいつも引き込まれます。大好きな神父のうちの一人です^^

と言っても英語でのメッセージなので、日本語に訳してこちらにシェアさせていただきます。本当に衝撃的で、感動的な心温まる、科学的事実です、ぜひご一読くださいませ!

多くの科学者が同時に研究した中で発見された胎児性マイクロケメリズム

(上記の動画、そのままの英語の訳です↓)

それで読み始めてみると…それはそれは衝撃で、これは一体なんなんだ?と思いました。それは世俗的な、そして純粋に科学的なものでしたが、そこに書かれていたのは、フィータル・マイクロキメリズム(胎児性マイクロキメリズム)と呼ばれるものについて、でした。フィータル・マイクロキメリズム!はい、ノートに書く!キメリズムの綴りはCHですよ、Kではなく。

世界中の様々な大学の科学者の一部が発見したそうです。スウェーデンやワシントン州、他のいくつかの場所が同時進行で女性に関する研究をしている最中に発見されました。

その研究とは長期にわたって行われた研究だったため、中には期間中に病気になった女性もいたのですが、その女性の体内の細胞の中になんと、彼女のものではない、生きた細胞があることを発見したんです。彼らは…オーケイ、これを私たちはどう解釈したらいい?という感じだったそうです。

そして、女性が病気である最中に彼らの研究で発見された、彼女のものではない生きた細胞とは実は、彼女の子どもの細胞であることを発見しました。

妊娠した子どもの細胞が母親のために戦う胎児性マイクロケメリズム

さて、これらの女性たちの中には、物理的に子どもを最近妊娠したことは最近はない、それはもうずいぶん昔のこと、という女性もいましたが、それでも彼女の体には妊娠した子どもの細胞が彼女の体の中に生きていることを発見しました。そこで研究者たちは考えました、その子どもの生きた細胞のために女性は病気を引き起こしたんではないか、と。引き続き彼らは研究を続けました。

彼らが何を発見したと思いますか?いいえ、そうではありません、むしろその逆!母親が病気になると、その子どもたちの細胞、彼女が産んだすべての子どもたちの細胞が、彼女の命を守るべく戦うために、体の病気の領域に殺到するんです。これは科学的に証明された胎児性マイクロケメリズムです!すごい!

妊娠期間の最初の3ヶ月の間に起こる胎児性マイクロケメリズム

驚くべき発見は他にもありました。

実は、これらの女性の多くは検査を受けているときに、自分が母親であることを告げていなかったので、科学者たちは混乱しました、なぜならその女性たちの中にも彼女のものではない細胞があったからです。

これは奇妙…と思いきや、いや、彼女たちも母親だったのです。なぜ告げなかったのか、それはそれぞれの理由があったからでしょう、告げるのが恥ずかしかったのかもしれません、もしくは流産したことは辛すぎて告げられなかったのかもしれません。たくさんの女性がそれを経験していますから。

しかし、それで納得できます。あなたは母親だった、そうでしょう?ある一定の期間だけではあったにせよ子どもを身籠ったんです。なぜなら、その細胞レベルでの交流は、妊娠期間の最初の3ヶ月間の間に起こるからです。驚くべきことです!

でも、中には流産はしていない、という人もいました、お分かりの通り、中絶した人たちです…それは明らかに間違った決断です。妊娠を中絶し、子どもの命を奪った…もちろん恐ろしい決断です。しかし、それでもあなたは母親なのです!

そして皮肉にも、あなたが中絶した命が、今、あなたの命ために戦っているのです!これが科学的に証明された胎児的マイクロキメリズム。

さらに、研究は続けられています、なぜなら女性が高齢になっても、子どもの細胞は彼女の中で生き続けて、母親のために戦い続けていることが発見されたからです。これは本当に仰天するような、驚くべきことです!

母親の第六感を科学的に証明する胎児性マイクロケメリズム

私がこれについて多くの科学者や論文のリサーチを続けた中で、一人の学者の一つの論文の中に、ちょっと面白いことが言われていました。彼曰く、母親には直感、第六感がある、というなことが言われてきましたよね、と。

私の母は(第六感は)あったと思います。私が家に帰って母に会った時に「作り笑い」をしてたら、母は「ドニー、なんかあったの?」と聞いてくるでしょう。そうすると私は私で、なんでわかるの?という感じです。

この研究者が言うには、母親はあなたの肩越しに見ているわけではなく、あなたの肩にいる、と言いました、なぜでしょう?….それは双方間で起こることだからです。

皆さんは今、あなたの母親の生きた細胞を、あなたの体の中に持っています!たとえあなたの母親はこの世にいなくても、すでに亡くなっているとしても、彼女はまだここにいます、あなたの体の細胞レベルで。これはすごいことですね!

人々は時々こんなことを言いますよね、もし母親がその子どもの死を経験、もしくは子どもがその母親の死を経験したら…私たちはなんて言いますか?「母が死んだ時に、私の一部も死んだ」と。。なぜそのように言われるかは今までは理解できなかったですが。。そうです、これは文字通り、今、科学的に証明された事実なんですよ!これは本当にすごいことです!

(日本語訳はここまで)

不思議な神の摂理、胎児性マイクロケメリズム

最初にもお伝えしましたが、このメッセージをくださったキャロウェイ神父は、中でもロザリオと聖母マリアを提唱していることで有名な神父。このメッセージもその話の流れで話されたことだと思います。

この胎児性マイクロケメリズムはもちろん、マリアがイエスを身籠った時にも起きました。と言うことは、マリアはイエスの細胞、つまり神の細胞を持った人類史上、唯一の人物です。そしてイエスは母マリアの細胞を持っています。このつながりの強さ、神秘さはきっと私たちの想像を超えるものだと思います。

そんな神の細胞を持ったマリアが私たちと同じように、罪人のひとり、と考えられるでしょうか?また、死んだ時に罪による結果としての、朽ちる体となったでしょうか?それはあまりにも神の細胞に対する冒涜とはなりませんか?

画像引用元:https://www.creema.jp/item/15998005/detail

カトリックの教理では聖母マリアは、イエスの母となるべく神に選ばれた、罪なき母=無原罪の母、とされています。それゆえに、罪の結果としての朽ちる体にはならず、死後に体と共に魂が天に上げられ(Assumption=聖母被昇天)天と地においてのクィーン、女王として即位され君臨されている(Coronation)、とされています。ちなみにこの二つはロザリオのGlorious Mystery の最後の二つの奥義として祈られます。

聖書的にも、女王とは王の妻がなるのではなく、王の母親が即位するのが通常です。ですから、天と地において王であるイエス、その母マリアが、天においても地においても女王となるのが聖書的なのです。

そのようなカトリックの教理をも裏付けるのが、この胎児性マイクロケメリズムです、本当にすごい!!