最近、本当にいろいろとあって・・・ :pinch: 猛烈に祈らされております。

そしてつくづく感じていることは・・・祈りは本当に力がある!ってこと。

ある所で祈りの力を科学的に検証したところがあったそうで(教会関係ではなく一般の機関で)、ある同じ状況を2つ用意して、一方はそのまま放置、一方はそれに対して人々が祈る、その結果の違いを検証した所、一方に比べて祈られた方は確実に改善された部分があり、その機関は「祈りには力と影響力がある:power and affect」と結論づけたそうです。

カトリック教会で一番勉強になってるのが、まさにこの「祈り」です。

私の場合、プロテスタントの時はほぼ100%、祈りとは自分の言葉でされるもの、でしたが、カトリックにはさまざまな文章化された祈りがあって、それを何度も祈って、そのうち暗唱できるようになる、というパターンのものが多い、ということです(→ロザリオはまさにそれですね)。

それは歴史の中で代々受け継がれてきた祈りや聖人たちの残した祈り、またその聖人やマリア様に祈りの取り次ぎを願う祈り(Marian Prayerと呼ばれます)、チャプレット、 Novenaなど様々です。文章になっている祈りを読みながら祈るのですが、自分の言葉のとは違い、祈りの観点や物事の受け止め方など、自分からは絶対出てこないな〜と思う言葉がほとんど。祈りから逆にたくさん励まされたり、新たな発見があったり、信仰のあり方など実に学ぶことが多いので、祈りの底深さ、豊かさをさらに味あわせてもらいつつ、本当に祈りって素晴らしい!そんな風に日々実感しています。・・・が、やはり、自分の祈りも捧げつつ、伝統的な祈りで助けられている、といった感じでしょうか。

地上に現れなさるマリア様も、人々にロザリオを祈り続けるように励まし続けておられるそうです。

 

以前のブログでもお伝えしたロザリオと、ワークショップでも取り上げた Chaplet of Divine Mercy(歌いませんが)、この2つはセットで、日々、教会のミサ後のロザリオのグループで、もしくは家で夜寝る前に夫婦で共に祈っています。

特に今通っている教会の祈りでは今まで祈ったことのなかった祈りが加わった形なので、それでまた学ばせてもらいました。とても素敵なので、こちらでご紹介すると・・

ロザリオ

ロザリオの毎玄義の終わり、Glory be to the Father… と、 O my Jesus, forgive us our sins.. の後に、”一つ”加わるのが、

O my Lady, with this chain of golden beads, we bind our families to your Immaculate Heart.
(マリア様、この金のビーズと共に、我らの家族をあなたの純粋な心 無原罪の心に繋ぎ止めます)

この祈りは私も大好きで、祈るたびに私だけでなく私の家族がマリア様にしっかりとつながってくれる事をイメージしつつ願っています。

そして5玄義が終わった後、Hail Holy Queen…, O God, whose only begotten Son… と祈った後に、St. Michaelへの祈り(大天使ミカエルです、ミカエルさんは天の軍勢の隊長で、マリア様がこの地に姿を表すときも必ずミカエルさんに守られた形で現れなさるそうです)が入ります。

St. Michael the Archangel defend us in battle be our protection against the wickedness and snares of the devil. May God rebuke him we humbly pray and do thou, O Prince of the heavenly hosts, by the power of God, cast into hell Satan and all the evil spirits who wander through the world seeking the ruin of souls. Amen.

(以下、 Wikipediaより抜粋↓↓)
大天使聖ミカエル、戦いにおいてわれらを護り、
悪魔の凶悪なる謀計(はかりごと)に勝たしめ給え。
天主のかれに命を下し給わんことを伏して願い奉る。
あゝ天軍の総帥、
霊魂をそこなわんとてこの世をはいかいするサタンおよびその他の悪魔を、
天主の御力によりて地獄に閉込め給え。アーメン。

その後、Memorare と続いた後、Pope Francis の守りと祝福、世界のReligious Freedomを念頭に置きつつ、 Our Father, Hail Mary, Glory be..を祈ります。そして最後にSacred Heart of Jesus の祈りを3回唱えます。

Sacred heart of Jesus
Sacred heart of Jesus

Most Sacred Heart of Jesus, we place all our trust in You.
In all, for all, in spite of all. Forever. Amen
(イエスの最も聖なる心、私達は全ての信頼をあなたに置きます。全ての中にあって、全てのために、また全ての望まない状況にあっても。永遠に。アーメン)

この祈り、私の信仰が揺るぎそうになった時に大いに励まして、助けてくれる祈りです。

ロザリオの締めくくりに、♫Ave, ave, ave Maria. Ave, ave, ave Maria♫と歌います。

Chaplet of Divine Mercy

この後、続いてChaplet of Divine Mercyを祈ります。

そうそう、最近この日本語を見つけたので、こちらにコピーさせてもらいますね。

●はじめに
主の祈り、アヴェ・マリアの祈り、使徒信条

●大珠で
永遠の父よ、わたしたちと全世界のすべての罪のあがないのために、あなたの最愛の子、わたしたちの主イエス・キリストのおん体とおん血、ご霊魂と神性をみ前に捧げます。

●小珠で、10回
イエスの痛ましいご受難によって、わたしたちと全世界にいつくしみを注いでください。

●以上を5連唱えたら、締めくくりに3回
聖なる神、聖なる全能の神、聖なる永遠の神よ、わたしたちと全世界をあわれんでください。

そして最後、一つ祈りが加わります。

O Blood and Water,
which gushed forth from the Heart of Jesus
as a fount of Mercy for us, I trust in You. →3回唱えます
(おぉ、イエスの心から流れ出た血潮と水、それは我らのためのあわれみの泉。私はあなたを信頼します)

Divine Mercy:イエス様の心から赤と白の光のようなものが吹き出てますね。赤い方はイエスの血潮、白い方はイエスのあわれみを表しているそうです。

そして最後、締めくくりに、

♫ Jesus remember me, when You come into Your Kingdom.. 

と歌うんですよ。この言葉はカルバリの丘でイエスと共に十字架に付けられた罪人の一人の言葉ですね。かなりじ〜んと来る場面です、個人的に。

※ちなみに、カッコ書きで添えた日本語訳、西村の訳でございまして、かなり訳不足ならぬ役不足だと思います。日本語の祈りをご存じの方、ぜひお知らせ下さい!

その他に、個人的に夫婦で最近 Novenaも祈ってます。Novenaとは、イエスが墓から復活された40日後に昇天された後、弟子たちが共に9日間祈り続け、10日目にイエスの約束された聖霊が彼らの上に注がれました、そのことに由来して、ある特定の祈りを9日間続けて祈り続ける、というものです。それと毎週金曜日は 十字架の道行、Station of the cross を祈るようにしています。金曜日はイエス様が十字架にかけられた曜日なので、そのことに思いを馳せて祈ります。これらの祈りもとても素敵なので、また回を改めてご紹介しますね。

※再度、カトリックに関してまだまだ初心者の私ですので、間違いもあると思いますが、何卒お許しを!間違いがあれば、ぜひお知らせくださいませ〜。