明日は教会の暦でAsh Wednesday灰の水曜日

この日はLent期間の始めにあたるんですが、教会でのミサの中で司祭から信徒の額に灰で十字を記していただく行事が行われます。灰の水曜日は、昔のユダヤの伝統に由来するもので、私達が灰(日本語の聖書だと”ちり”という言葉が使われていますね)から造られたもの、そしてまたいずれ灰に戻ることを思い出させ、そのことにより悔い改めを促すためのものだそうです。

額に記された灰の十字
額に記された灰の十字。自然に消えるまで洗っちゃいけませんよ。

 

またこの灰は、その前年のパームサンデー(枝の主日、と呼ばれるようです、イースターの前の日曜日に当たります)で配られたパームの葉を燃やして作った灰、なんだそうです。→もらった葉っぱをいつ教会に返せばいいのか、いまだに知らない私ですが。。いずれも司祭が特別に祝別し作られている、ということですね。ただの灰ではありません。

灰の十字架
司祭はこの時「あなたはちりだから、ちりに還ることを思い出しなさい」と言われます。

 

そしてここから始まる40日間(日曜日は数えません)はLentと言って、イースターまで続きます。この期間はイースター、復活祭を迎えるまでに私達が悔い改め、祈る期間です。なので通常、各個人で一つ、またはそれ以上の事の犠牲を捧げます。例えば一つ自分の好きなモノを断ってみるとか、逆に普段していない、神に喜ばれる事をやるようにするとか。それは個人で祈りつつ決めるんですね、特に決まりはありません。

Lentが来ると、あ〜、もうすぐイースターなんだな〜と実感しますね〜。

Station of the cross

この期間、特にイエス様の十字架の事を思います。十字架の苦しみ、痛み。。英語ではPassion パッションと言いますが、その十字架の道のりを辿りながら祈る「Station of the cross」日本語ですと「十字架の道行き」という祈りがあります。これからこのブログで、その一つ一つを記事にしていきたいと思います。

以下、十字架の道行きについて、wikipediaより引用:

カトリック教会で行われる儀式で、中世末期から行われてきた。キリストのまねびの一形態ともいえる。イエス・キリストの捕縛から受難を経て復活まで15の場面を、個々の場所や出来事を心に留めて祈りを奉げる。聖地巡礼ではそれぞれの場所で祈祷を行う。これを模すためにカトリック教会の聖堂では壁に捕縛から埋葬まで14場面の聖画像が掲げてある。最後の15番目場面の復活は祭壇側に向かって祈る。ただし、四旬節中は、14番目までの祈りが奉げられる。特に四旬節は毎週金曜日に行われるのが一般的である。

これからの期間、特にイエス様の十字架の苦難を思い、お一人お一人に必要な神様からの慰めと励まし、悔い改めが与えられますように。。